column コラム
コーヒーの美味しい淹れかた
美味しいコーヒーを入れるポイントは3つ!
汲みたてのきれいな水
汲みたての水道水を沸騰させて使用しましょう。
水道水に含まれる塩素はコーヒーの大敵ですが、充分に沸騰させることで塩素は除去できますので、汲み置きした古い水の使用は避け、汲みたての新しい水道水を沸騰させて使用しましょう。
ミネラルウォーターをコーヒーに使用する場合は、ミネラル分を多く含有する硬度の高い水(=硬水)はコーヒーの風味を損なうので、ミネラル分の少ない軟水を選んで使用すると良いでしょう。
コストや手間などを総合的に考慮すると、汲みたての水道水を沸騰させたものがベストです。
清潔な抽出器具
良く洗った清潔な抽出器具を使用しましょう。
コーヒーの抽出液にはコーヒーに由来する植物性の油脂分が含まれているため、抽出の際、抽出器具に油が付着します。
抽出器具をきれいに洗わずに放置すると、油脂分は空気中の酸素と反応して酸化して異臭(=酸化臭)を発生させ、コーヒーの風味を損ないます。
使い終わった抽出器具は、その都度、きれいに洗浄し、洗剤の成分が残らないように充分に洗い流して乾燥させてください。
ネルドリップに使用するネルフィルターは、洗剤を使用しないで丁寧に洗い、常にきれいな水につけて冷蔵庫で保管するなど、更に特別な管理が必要なのでご注意ください。
鮮度の良いコーヒー
焙煎したての鮮度の良いコーヒーを使用しましょう。
刺身や肉、野菜の鮮度は気にするのに、コーヒーの鮮度を気にする人は殆んどいません。
古いコーヒーを飲んでもお腹をこわさないことが原因と思われますが、コーヒー の美味しさは、鮮度にかかっていると言っても過言ではありません。
焙煎したてのコーヒーを入手するのは難しいことですが、これが美味しいコーヒーを淹れる一番のコツと言えます。
コーヒー豆の鮮度を見分けるコツは、ペーパードリップした時の粉の膨らみ具合です。
新鮮なコーヒーは、焙煎で発生した炭酸ガスがコーヒーの粉の中に大量に含まれているため、湯が浸み込むことで炭酸ガスが押し出されて大きく膨らみます。焙煎してから時間が経過すると、炭酸ガスは自然に大気中に放出されて減少するため、古いコーヒーに湯をかけても絶対に膨らみません。